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9/4 ポッパ山

仕事を終えて家に帰るとジョージ・ルーカスが正座をしている。
話を聞いてみると、どうやらジョージルーカスの次回作にどうしても出演して欲しいとのこと。
直々にお願いされ、『今の仕事に差し支えの無い範囲で』という約束で、僕は映画に出る事になった。

スタジオに行ってみると、用意されていたのは鉄の処女だった。
現場の空気に呑まれ、断る事が出来ずに鉄の処女で処刑される罪人役をこなすために針に刺される。

僕 「イターーーーーー!!」

痛みで目が覚めた。
夢だった・・・。

が、ベットを見ると蟻がたくさん這い回っている。
コイツらに刺されたせいでこんなわけのわからない夢を見たのか・・・。

僕 「ンダヨ、モーーーッ!!」

朝からベットにいた蟻を一匹一匹指先が白くなるほど強い力で捻り潰した後で、煙草を吸おうと思いベットの脇にあったテーブルに手をのばす。

僕 「ウワッ!!」

思わず絶句をする。

昨日の夜、寝る前に部屋でビールを飲んだ。
酔っ払った僕は当然、空き缶を片付けることなくベットの隣にあるテーブルに置いたまま寝入った。

その空き缶に蟻が黒々と集っているではないか。
ミャンマーの蟻は彦麻呂以上に食に対する執着心が強い事を目が覚めた10分後に学ぶ事になった。

この日は、自分の意思とは裏腹に体のいたるところに赤い斑点を彩りながらポッパ山に向かうことになった。

バガンの南東50kmにあるポッパ山。
ポッパ山は25万年前に活動を停止した標高1518mの死火山でミャンマーの土着宗教であるナッ信仰の聖地とされている。

ミャンマーでは、古来の神々や自然界の精霊のことを「ナッ」といい、こうしたやおよろずの神々の中でもとりわけ「37」のナッ神が、人々からの深い信仰を集めている。

ポッパ山では、マハーギーリ・ナッが祀られている。

マハーギーリ・ナッについて少し説明を。

昔、エーヤワディー川の上流にタガウンという国があり、マァゥン・ティンディーという怪力の鍛冶屋がいた。
彼が鍛冶を打つと国中に地震が起きた。この怪力を恐れたタガウン国王は、鍛冶屋のマァゥン・ティンディーを恐れ、殺そうとした。これに気づいたマァゥン・ティンディーは森の中に身を隠す。
そこで王は、マァゥン・ティンディーの妹を妃にし、マァゥン・ティンディーを王宮に呼び寄せる。
王宮に参上したマァゥン・ティンディーは捕らえられ、妹の見ている前で金剛樹に縛り付けられ焼き殺され、これを見た妹は悲しみのあまり、自らも燃えさかる炎に身を投げ焼死。

その後、この兄弟の霊はナッ神となって金剛中に宿る。
それからというもの、暑さを避けて金剛樹の樹影に入るものは人間、牛、馬であれ兄妹ナッ神の怒りにふれたちどころに死んでしまった。
これを恐れたタガウン王は、その金剛樹を引き抜きエーヤワディー川に流した。
これを下流のバガン王が拾い、その樹で兄妹ナッ神の像を造り、ポッパ山に祭った。

平たく言うと、地縛霊となった兄妹の霊を鎮めるために祭ったといった感じだろう。
なんでこんな迷惑な神様を崇拝するのかはわからないが、日本でも菅原道真は死んだ後、雷神となって暴れ回り、その怒りを鎮めるために建てられた北野天満宮では学問の神様とされているので似たようなものなのだろう。


さて、話を戻します。
ポッパ山はバガンから車で約1時間。
結局、誰ともシェアする事が出来なかった僕は、車のチャーター代20ドルを払い、ポッパ山に向かった。
が、ものの5分で車が止まる。

僕 「どうしたの?」

ドライバーに尋ねる。

ド 「俺の家族も乗っけていくからちょっと待っててくれ。」

予感が的中した。
僕一人を乗せるにしては大きなワゴン車。
もし仮に、僕以外にシェアする人が4人もいればこの家族は車に乗ることが出来なかっただろう。
しばらく待つと、ドライバーの家族が車に乗ってきた。

僕 「ミンガラーバー(コンニチワ)。」

家 「ミンガラーバー。」

ドライバーの奥さんとそのお母さん。
二人とも綺麗な人だった。
ただ、英語を喋る事が出来ないため、ドライバーを通訳に挟みながら会話をかわし、ポッパ山に向かう。

ド 「なぁ、ピーター、日本の女の子って可愛いよな。」

家族が英語をわからない事をいい事に木下大サーカスのような話をふってくる、ドライバー。
来世は間違いなくカブトガニだろう。
ポッパ山

そうこうしているうちにポッパ山に到着。

ポッパ山の麓
山の麓は参拝者で蟻塚のような状態になっている。

ポッパ 入り口

777段の階段を裸足で登る。
頂上までの道のりは長いが、途中にお堂のようなモノがチラホラとあるのでとりあえず階段を登るだけといった単純作業にはならない。

でも、シンドイ。

階段を登っていると話しかけられる。
ホウキを持って通路を掃除していた人だ。

掃 「掃除をして綺麗にしたからお金をくれ。」

相手にしないで通り過ぎた次の瞬間には、そこらじゅうで暴れまわっている猿に威嚇をされたりする。
ポッパ サル
かなり凶暴。 とにかく数が多い。

そうかと思えば、お供えをする花を買って欲しいなどど言い寄られたりもする。
まあ、お供えはしてみたかったので花を買って山の中間地点くらいにあったお堂の中に入っていく。
さっきまでダラダラと世間話をしていた僧侶の表情が、花を買った瞬間に変わる。

笑顔でお辞儀をされ、お堂の中に案内される。
僧侶が花をナッ神の口に何度か触れさせたあとで
花を供える場所を指示される。
お供え ポッパ山

花を供え終わると、お経が始まる。
お祈りの仕方を教わり、言われたとおりにお祈りをすると僧侶の顔は嬉しそうに微笑んでいる。

ポッパ ナッ神
お祈りをしたナッ神。 良く見てみると
ナッ ポッパ
鬼のような顔をしたものを被っている。

服がどうにも似合っていない感じがする神様もいる。
ミャンマー 神
飼い主に溺愛され、ラインストーン入りの服を着ているチワワのように見えた。
ギラギラ 仏像


お祈りを終え、山の頂上に向かう。
ホウキを持っている輩がやたらといる。
目が合うと、突然階段を掃き始め、綺麗にした代を請求してくる。
お金が貰えないとわかると掃除をするのをやめる。
もし、ドラえもんがいたらきっとコイツ等は、あーだこーだと言い訳をしてのび太君よりも貪欲に道具を出させるんだろうと思った。

山頂 ポッパ
山の頂上からの景色は期待を裏切らない程度にまあまあ。

山頂にはお堂が幾つかあり、
ポッパ山頂 お堂
中に入ると、
ギラギラ
お祈りをするミャンマー人で芋洗い状態になっていた。

ポッパ山からの帰り道、ドライバーの知り合いの家によって椰子酒を飲む。
椰子酒

この椰子酒は、寝かした時間によってワインのような味にもなるし、焼酎のような味にもなるし、どぶろくのような味にもなる。
わかりやすく言うと、友達から家の近くの文化ホールにモノマネタレントが来るよと言われて見に行ってみたら清水アキラで、下ネタ満載のモノマネを見ていたら、淡谷のり子のようなリアクションをとるしかなかったような感じ。
ようするに、美味しくなかった。
ヤシ酒
牛がゆったりと回転することによって、臼の中の椰子の実をつぶす。

椰子酒は美味しくなかったので、テーブルに置いてあった葉巻を貰って吸ってみた。
ミャンマー 葉巻
味は悪くないが、吸っていると頭が痛くなってくる。

頭が痛くなったことをドライバーに伝え、ゲストハウスに戻った。


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