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9/1 ミャンマーに旅立つ

カンボジア旅行から4ヵ月後、僕はミャンマー行きの飛行機に乗っていた。
今回もバックパック一つでの旅行。
何故、旅行先をミャンマーにしたかと言うと世界三大仏教遺跡のバガンを見てみたかったから。

さて、皆さんは旅の指さし会話帳というモノをご存知だろうか。
旅の指さし会話帳〈44〉ミャンマー

その国の言葉が喋れない人が現地の人と会話が出来るようにイラスト付きで、シチュエーションごとにその言葉(単語)が載っており、その単語を指で差すことで会話が出来るといった本である。

ミャンマーの公用語はビルマ語。
当然、僕はビルマ語を話せるわけも無くこの本を買った。
外国人相手の商売をしているミャンマー人には英語が通じるが、一般のミャンマー人には英語が通じない場合があると思ったからだ。

ただこの本、前回のカンボジア旅行でも感じた事として、慣れないと話したい言葉を見つけ難い。
その欠点を克服するため本の巻末には、日本語の五十音順に単語が並んでいて自分の言いたい言葉を捜しやすいようになっている。
飛行機に乗っている間、本を読む以外特にすることもなかったので何となく五十音順に並んでいる単語を見ていた。
すると、何ともしがたいものを発見してしまう。

女性(メインマァ)の上には、処女(アピョースィン)。
女性(メインマァ)の下には、女性器(メインマァインガーザッ)。

なんてハレンチな本なんだろう。

もし僕が日本で外国人と一緒に夜空に輝く満月を眺めていたときに、目の前に本を差し出され、満月と書かれた単語の上にマ○ゲ、その下にマ○コなんて書かれているのを見てしまった日には一瞬で哲学者風の顔になってしまう。

これからの旅を思うと胸の前で「オーマイガー」と十字を切りたくなったが、自分が仏教徒だったのを思い出しやめておいた。

6時間のフライトを終え、トランジットをするタイのバンコクに着いた。
急に尿意をもよおしたので、用を足しに行くとトイレが詰まっていた。
この時点で既に心の中では、鼻がすっかり乾ききった仔犬のような悲鳴を上げていた。

飛行機を乗り換え、1時間半のフライトを終えると首都ヤンゴンに到着。

時間は、19:00。
一泊目の宿は日本で予め予約しておいていた。

ヤンゴンは停電が日常茶飯事。
空港が停電するなんてこともある。

停電の中、懐中電灯を持って宿を探すのだけは避けたかったからだ。


タクシーに乗り、予約しておいた『ビューティーランドホテルⅡ』に向かう。
もちろんエアコンなんて気の利いた素敵なモノが付いている訳も無く、車の中は蒸し暑い。
ドアには油が切れて動かない手動式の窓を開ける取っ手がまるでオブジェのように付いていた。


空港からヤンゴンの道路は日本製の中古車で溢れかえっていた。 
ただ何故か、中途半端なハイドロ車のように後輪側が高くなっていてクラウチングスタートのような格好の車をやたら見かける。
気になったのでタクシーのドライバーに聞いてみた。

僕 「ミャンマーでは後輪側を高くするのが流行ってるの?」

ド 「ああ、だって車の後輪側が高くなっていないと荷物が一杯積めないじゃない。 日本は違うの?」

ミャンマーに重量制限という言葉は無い。

ド 「ところで明日はどうするんだ?俺がいろいろ案内してやる。」

僕 「特に決めてないからいいよ。」

明日は、早朝から飛行機でバガンに旅立つ事に決まっていたが面倒なので適当に答える。

ド 「もし、飛行機に乗るんならチケットを買わないか?」

僕 「いらない。」

ド 「そうか、じゃあビールは好きか?」

僕 「好きだよ。」

ド 「よし、じゃあホテルに荷物を置いたら一緒に飲みに行こう。」

とにかくしつこい。
シルバニアファミリーを口に詰め込んでやりたい衝動に駆られる。

そんな会話を繰り返しているうちに、ホテルに着いた。
ビューティーランドホテル ヤンゴン
1泊12ドル。

ビューティーランドホテル ホットシャワー
5分後に温かくなるホットシャワー。

ミャンマー テレビ
信号が弱くなると映らなくなるテレビ。 まるで携帯電話。

現地通貨のチャットを持っていなかったので両替をしようと思い、ホテルの受付をお願いする。

僕 「ドルからチャットに両替したいんですけど。」

受 「1ドル1200チャットですがよろしいですか?」

僕 「じゃあ、100ドル分お願いします。」

受 「それはやめたほうがいいです。あなたが損をしてしまいます。ホテルの為替レートはあまり良くないのでブラックマーケットで両替をしたほうが良いです。」


ブラックマーケット=闇両替

ミャンマーでは闇両替で両替をする方がレートが良い。

政府の公定レートは1チャット=18円。
闇両替のレートは1チャット=0.1円。

明らかにレートが違う。
なんと180倍も違う。
うっかり空港の両替所で両替をした日には大変な事になってしまう。
何故こんな事になっているかと言うと、政府がドルが欲しくて欲しくてしょうがないからだ。
何年か前までは強制両替なんてものも存在した。
入国するに当たっては、どんな人でも200ドル分を強制的に両替させられてしまうのだ。
しかも、FECとゆう訳の分からない貨幣に。
 FECとゆうのは、ミャンマー国内でしか通用しないUSドルと等価の貨幣で、1FEC=1USドルでUSドルとなんら変わらない価値で使えるのだが、当然ながら他の国に行ったらこんな物、紙切れ同然。

 解りやすく言うと、旅行者はミャンマーと言う商店街でしか使えない商品券を強制的に買わされてしまうのだ。
この迷惑な制度は、たった1日しか滞在しない人も何ヶ月滞在する人も、200ドル分両替させられてしまう。
これが旅行者にはとーっても不評だった。

旅行者に来て欲しくてしょうがない政府は、現在ではこの制度を廃止したのである。



僕 「ブラックマーケットはこの時間でもやってますか?」

受 「もうこの時間はやっていないので、あなたが損をしないためにも今日は飲み物を買ったりする程度の両替をしたほうがいいです。」

何とも親切なアドバイス。
黙っていれば自分の利益になるのに・・・。
ミャンマーは良い人が多いと聞いていたが、なるほどその通りなのかもしれない。
とりあえず10ドル分だけ両替する。

両替が終わったところで、大きさの違う1000チャット紙幣について説明を受ける。
ミャンマー 紙幣


受 「大きさの違うのは、今の紙幣と昔の紙幣の違いです。偽者ではないので安心してください。ミャンマーの政府はとてもダメなのでこんな事がよく起きます。」

確かによくよく考えてみると、日本では新しい紙幣が発行されると旧紙幣は少したつと見かけなくなる。

受 「それから、ブラックマーケットにはインド人がたくさんいますが、彼らからは両替をしないほうが安全です。インド人を信用してはいけません。」

インド人はミャンマーでも嘘をついてるのかと思うと、秋田からなまはげを連れてきたくなった。

現地通貨を手にしたのでフラフラと街を歩く事にした。

ヤンゴンの街を歩いて最初に思ったこと。
とにかく暗い。

そして歩道には、屋台と露店が所狭しと並んでいる。

コンドームの露店がやたらと目に付く。
様々な種類のコンドームを売っている。
セーフセックスは大事な事かもしれないが、それにしてもコンドーム屋の数が多すぎる。
いったいどうなっているんだろう。

さらには、電話屋。
机に黒いダイヤル式の黒い電話機を置いている。
列をなして電話をする順番待ちをしている。
ミャンマーには電話の普及率が低いらしい。

大抵の店はお祭りの出店のように商品をライトで照らしているのだが、中にはライトをつけずに商品を並べている店まである。
暗くて何を売っているのか良くわからない。
目を凝らしてみると、特にヤバイ商品を売っているわけでは無さそうだ。
電気代が勿体無いんだろうか・・・。


ヤンゴンの町並みを見ていると、初対面で何故か海原雄山に気に入られ、

「明日からはお前が朝食を作ってみろ。」

と、突然言われたような気分になる。

ビールを買ってホテルに帰り、明日のバガン行きに備えた。

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コメント一覧

#901
ミャンマーってそんな国なんですねぇ・・・しかしそんなにもレートが違う

なんてホントしんじられません。
#902
初回から面白いっす。
ミャンマーって、全くと言っていいほど、どういう国か知らないし、今後の展開が楽しみです。
でも、基本的にいい人が多い国ってことは、治安の方はまあまあなんですかね。
ブラックマーケットが気になります。
#903 旅の~
旅の指差し会話帳!!!!!
今後絶対使わせていただきます。
旅度に「旅の~」と「地球の歩き方」が増えていきます!!
#904
知らぬ間に今度はミャンマーに行ってたのね☆
私も明後日からバカンスです♪
仕事はしてるの???
#905 ぐしおさんへ
政治とかはかなり駄目な感じがします。
国への不平を言うミャンマー人と何人も出会いました。
#906 Marcyさんへ
治安はかなり良いですよ。
軍と警察が強いおかげと信仰心が強いせいで。
ブラックマーケットはネーミングほどブラックではなく、いたって普通です。
#907 っぺさんへ
旅の指差し会話帳は海外旅行に必須。
今回はフル活用。
かなり役に立ちました。
#908 ソラサンタさんへ
今週いっぱい仕事。
2週間の休養の後、新たな職場に移ります。

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