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マダガスカルその2 アンタナナリボ

目覚まし時計のアラームの音にまどろみながら、何度か寝返りを打ちアラームのストップボタンを押した時、時計は5時を指していた。

今日は6:50発のモロンダバ行きの飛行機に乗り、バオバブ街道の最寄のモロンダバに行く予定だった。

モロンダバはマダガスカル西部ではトゥリアーラに次ぐ第二の都市でモロンダバの近くには、バオバブの並木道として知られるバオバブ群生地があり、バオバブ並木道を訪れる拠点となる街である。
この地域には漁労民のウェズ族も多く、彼らが操る帆船や、ピローグと呼ばれる丸木船なども目にすることが出来る。

僕は、前日に空港から宿まで送ってもらったタクシーの運転手に、昨日のうちに宿から空港まで送ってもらう約束をしていた。

40000Arで空港に向かう。
まだ眠い目を擦りながら空港で搭乗の手続きをしようと思い、タクシーの運転手と電光掲示板の前に立ってフライトの確認をしたが、乗る予定の便が表示されていない。

運「あー、飛ばないねー。 」

やばい・・・・。
天気が良かったので、飛行機が飛ばないなんて全く考えていなかった。

運「ちょっと聞いてみるか、一緒に行こう。」

運転手の後をついて空港職員に話を聞きにいくと、15時に変更になったとまるで口笛を吹くかのように自然に言われる。
日常的なことなのかもしれないが、こっちとしてはたまったものではない。

人間困った事や想像していなかった事が起きた時には自然と天を仰いでしまうものだが、まさに天を仰いで茫然としてしまった5秒後には徳川家康が言っていた事を思い出した。

人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」。七文字で言えば「身のほどを知れ」だ。

そう今は天を仰いでいる場合ではなく、今現在の状況の中で最善の行動を取るしかないのである。

どうしたもんかと考えていると、運転手が遅延の交渉をしに行こうとマダカスカル航空のカウンターに連れて行かれる。
話を聞いてみると、遅延のお詫びとしてチェックインすれば朝食をサービスしてくれるとの事。
5:50の飛行機に乗るために空港に着たので現在4:30。
朝食を食べたところで10時間は空港にいなければならない。
なかなかエッジの効いた提案であるが、冗談ではない。

タクシーに乗り込み宿に帰ってもらおうと思ったが、運転手からこんな提案があった。

「君はもうチェックアウトをしてしまったからもう一泊分の宿泊料金を払わなければならないだろうと思う。値段だって高いし、予定がないのであればウチに泊まってくか?ご飯も出すよ?空港からも近いし。」

これを聞いた僕は飛びつきそうになったが、冷静に考えてみた。
マダガルカルの民家に止まれる機会なんて早々あるわけなんてないし、こんなウルルン的な経験は買ってでもしたかったのは間違いない。
だが、運転手の家は街中にあるわけではなく周囲には何も無いとの事だった。
何も無いことも魅力と言えば魅力だし寝転がった後で、余った時間は子供と適当に遊んでいるのもいいかと思った。
昨日宿に泊まった時に強引に宿代をまけてもらっていたので、再チェックインはディスカウント出来ないであろう事も解っていた。
ただ、アンタナナリボの町並みを未だにちゃんと見ていなかった事もあり、苦渋の選択ではあったが宿に戻ってもらった。

宿に戻り、予想通り1泊分の40000Ar払って、数時間の睡眠を取った後で飯を喰うがてら街に繰り出すことにした。

アンタナナリボ 街並み


独立大通り沿いにあるアナラケリー・マーケット

アナラケリ マーケット

アンタナナリボのアナラケリ-・マーケットには物乞いの子供たちがチラホラといる。

アンタナナリボ 独立大通り

物乞いの子供たちは他の国と比べて尋常じゃないほど強烈に臭い。
もともとお金を上げる気のない僕は相手にしないで歩いていたが、金をくれとしつこい事この上ない。
金がないと言うと、ATMを指差して金をくれと言ってくる。
ここまで厚かましい物乞いの子供は未だかつて会ったことが無かった。

こちらは国旗を売る少年。
国旗売り マダガスカル
写真を撮っていると、

「国旗を買うか?」

と聞いてきた少年がいた。
働く男としては見習わなければならない点もあるのかもしれないが、脳みそを一晩ハイターに漬けて置いて欲しい気持ちになった。


適当に時間を潰し、再び空港に向かう。
電光掲示板を見ると、15:00となっている。
タクシーの運転手に別れを告げた後、チェックインをして出発ロビーで飛行機を待つ事にした。
ただ、出発ロビーには自分以外には誰もいない。現在、出発時間の2時間前なのでロビーには何人かいてもよそそうなものである。
マダガスカル人は時間にルーズなのかと思いながら本を読んでいたが、本を読んでいるうちにトイレに行きたくなったので、搭乗券をしおり代わりに本に挟むついでになんとなく搭乗券を見ると、18:10出発と印刷されている。驚いて空港職員に出発時刻を尋ねると18:10だと言われる。

現在13:30.出発まで5時間近くもある。
アンタナナリボの出発ロビーは、他の似たような経済水準の国の空港と同様に椅子しかない。
フードコートのようなものは存在するわけも無く、喫煙所も無い。
空港職員に交渉をして、一度外に出ることにした。
得にすることもあるわけではないのだが、売店で飲み物やお菓子を買ったり、本を読んだり煙草を吸いながら適当に時間を潰していたのだが、売店で買ったチョコをかじりながら歩いている時に大変なことに気づいた。
さっきまで本にしおり代わりに挟んであった筈の搭乗券が無い。
血の気が引いた。

売店に早足で戻り、床をくまなく探した。
明らかに不審な行動をするツーリストの僕にに売店の店員が話しかけてきた。

「どうしました?」

事情を説明し、一緒に床をくまなく見たが搭乗券は無い。
空港内の歩いた場所をくまなく探したが、搭乗券は無い。

観念して、カウンターに行ってチケットを再発行して貰った。
その際に、空港職員はやたらとせわしない様子で出発ロビーのほうを指差している。
中に入っていろと言っているのだと思い、素直に従った。
僕自身も再発行して貰ったチケットをウロウロしてもう一度再再発行するのだけは避けたかったので出発ロビーに向かった。

出発ロビーの電光掲示板をなんとなく見ると僕の乗る予定の飛行機が点滅をしている。
搭乗便が点滅をしている時は搭乗が始まっている時である。
しかし、僕の搭乗券には18:10と印字されている。
出発まではあと3時間はあるはずである。

なんだろうと思いながら、一応手搭乗続きをしている職員に話しかけるともう出発するから早く行けと言われる。
そう、チケットを再発行した時に空港職員が焦っていたのは搭乗手続きが今まさに終わろうとしていたからだったのである。

疑いを持ちながら飛行機に乗り込み、CAにこのチケットはこの飛行機なのかと聞くと当然だと言った感じで笑われてしまった。

1時間ほどでモロンダバに到着。
空港でタバコを吸いながらタクシーの客引きと適当に話をする。
話をしていた客引きに煙草をあげたら、俺も俺もとなってしまい全員に配り終わると気がつくと一箱丸まるあげてしまっていた。
僕を中心に円陣を組むような形で人が集まってしまったので簡単な日本語講座を開いた後で、ロンリープラネットに載っていたゲストハウスTrecicogneに向かってもらった。
宿まではタクシーで15000Ar。

それにしても暗い、まだ17:00くらいなのに・・・。
街灯もあることにはあるのだが、懐中電灯無しでは歩けない暗さだ。
そして何も無いのどかな街並みだ。
宿につくまでの間、タクシーの運転手がヴェズ族の漁村のベタニアまでのピローグと呼ばれる木をくり貫いた船で行こうと勧誘してくる。
値段は25000Ar。
それなりの値段だったので、デポジットとして10000Arを払って明日の朝に船に乗せて貰う約束をした。

泊まろうと思っていたTrecicogneはロンリープラネットでは25000Arと書いてあったが、39500Arだった。
当初の予算よりもオーバーな気もしたが、部屋を見て納得してしまった。
快適なのだ。
トレシコン
ファン付きで、蚊帳付き。

Trecicogne

こんな感じの

トレシコン ムルンダヴァ

素敵なバンガロー。

チェックインが終わった頃には街は真っ暗になっていたので特に出歩く事もせずに、宿のレストランで夕食を済ます。

ムルンダヴァ 宿

ただ、蚊が多いので刺されまくる。

パスタ 10000Ar
バナナフランベ 5000Ar
ビール大瓶サイズ 3000Ar

翌日に備えて蚊取り線香を炊いて眠りに落ちる。
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