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9/2 バガン その4

シャイシャイにお腹を空いた事を伝えると、

シ 「何が食べたい? 中華、ミャンマー料理、何がいい?」

と聞かれた。
ミャンマーに来てから、まだミャンマー料理を食べていない。
迷うことなく、

僕 「ミャンマー料理が食べたい。」

と、伝えるとシャイシャイは

シ 「OK。」

と、笑顔で応えた。
シャイシャイオススメのミャンマー料理屋に連れて行ってもらう。
店に着くと店員から話しかけられた。

店 「セットメニューがあります。チキンカレー、ポークカレー、マトンカレーなどが入ったものです。」

僕 「それをお願いします。」

少し待っていると、料理が次々と運ばれてきた。
ミャンマー料理
大量なセットメニュー。 ビールの大瓶つきで300円くらい。

ミャンマー料理と言えばカレー。
ただし、日本のカレーともインドのカレーともかなり違う。
かなり油っこい。
ミャンマーのカレーは、玉ネギをスパイスと炒めたものに具を加えて煮込み、水分を蒸発させて具の表面が油で覆われているように仕上げたもの。
インドのカレーは日本のカレーに比べて油の量が多いが、それの比ではなく解りやすく言うと、チキンカレーなんかでは油の中にチキンが置いてあってチキンの上にカレーがかけてある感じ。
そして、この油っこさに負けてしまう旅行者が多い。

セットメニューではカレーの他に副菜、サラダ、スープ、デザート、ご飯山盛りで食べ放題のバイキング状態。
例えばチキンカレーが無くなったと見るや否や、店員が空になった皿を厨房に持っていき何事も無かったように新しいチキンカレーを盛ってくる。
少食の僕としては、一つも嬉しくないサービスまでついてくる。
値段の事だけを考えればかなりのお得さがあることは間違いない。

カレーを食べてみると美味い。
ルーを食べると言うよりも、具を食べるといた感じ。
特にポークカレーが美味しい。
他にも、芋のカレーなんかもわりと美味しい。

ただ、僕は八角が好きではない。
中華料理の肉料理なんかでは大量使われる八角。
チキンカレーにもマトンカレーにも八角が使われている。
正直なところ厳しい。

豆腐のカレーに至っては物凄いニオイを発している。
スプーンですくって口に近づけた時点で食べる事ができない事がわかる。
それでも食べてみると、やっぱり切ない味がする。
もし仮に腐っていたとしても、絶対に気づく事が出来ない。

食べてみての感想。
美味しいものは美味しい。
魚の唐揚げなんかは、気がつくと歯茎に骨が刺さっている事を除けば美味しかったし、サラダも美味しかった。

一通り食べ終わり、お腹が一杯になった事を店員に伝えると出てきたものがコレ。
ラペットゥ
ビールを飲んだため、写真がボケる。  
ラペットゥ 別名:食べるお茶。
発酵させた茶葉とピーナッツなどを混ぜて食べる。
そんなに美味しいモノではない。

そしてコレ。
コレは凶暴に美味しかった。
ミャンマー お菓子
ピーナッツのお菓子。

とにかく甘い。
が、駄菓子屋を思い出すような甘すぎるけど一昔前の日本を思い出させるような素敵なお菓子。

ビールを飲みながら食事をしていたので、トイレに行きたくなった。
トイレに入ると「ヒィ」と小さく悲鳴を上げたくなった。
トイレ バガン

ミャンマーのトイレは基本的に水洗トイレだが、遺跡周辺のレストランなどは写真のようなトイレであることが判明した。
トイレを見ながらふと思った。
一体どうやって使ったらいいんだろう。
今回僕は、小便をしたかったので水桶の中の水を使う必要が無かったがもしそうじゃない場合には・・・。

ウ○コをする→尻を拭きたい→紙が無い→水桶の水で尻を洗う→手につく。

さて、手についたモノも水桶の水で洗うとして・・・。
手をそのまま水桶に突っ込んでいる人はいるんだろうか。
水がやたらと濁っているんだけれども・・・。

考えてもしょうがないので、日本で生活している時よりも尻の穴には緊張感を持って貰うことにして、より目になりながらトイレを後にした。

支払いを済ませ、馬車に乗り込みゴドーパリィン寺院を目指す。
ゴドーパリィン寺院
バガンで2番目に高い。

寺院の中には、
鼻の下が長い
鼻の下が長い仏像や、
適当な仏像
小学生の夏休みの工作のような仏像があった。

昼ご飯の時にビールを飲んでしまったため、寺院の中を歩くのが面倒になり、じっくりと見ることもなく馬車に乗り込んだ。

馬車に乗って景色を眺めていると、
バガン 道
木が道を遮っていた。
道を塞ぐ木 バガン
倒れた木を見ていると、真ん中高めのストレートを見逃した気分になる。

馬車に乗って揺られていると、昼に飲んだビールがまわりなんだか気持ちよくなってくる。
こうなってくると遺跡を見て回るのが面倒になってくるし、どこに行っても仏像は同じ顔に見えるし、寺院やパヤーの造りも同じに見えてくる。

マヌーハ寺院では、暑さと酔いに負けてもう完全にやる気を失い
マヌーハ
物売りの子供達と遊ぶことにした。
マヌーハ寺院

物売りの子供達はとても人なつっこく、絵はがきを買わないとわかってもついて来る。
物売りの子供達は絵はがきなどを売る商売用の英語は少し話せるが、日常会話ができるほど英語を話せるわけではない。
コミュニケーションが取れないので、とりあえず体をくすぐりまわすと大声を上げて喜ぶ。
笑いながら逃げていくので、その後を追いかける。
結果、無邪気に笑う子供達と寺院の中を走り回る。
子供 バガン
信仰心の強いはずのミャンマーでも子供は仏様の上を自由に走り回る。

走り回って疲れたので、寺院の中を少しは見て回ろうかと思い歩いていると、調子に乗った子供達が手を繋いで横一列に並び、先に進めないように行く手を遮っている。

子供 「1ドール、1ドール。」

楽しそうに歌っているが、1ドルくれないと先には進ませないとゆうことらしい。
子供達の手をチョップで叩き切ると、笑い声を上げながら蜘蛛の子の様に散っていく。
歩いていると今度は僕を中心に円になって手を繋ぎ、カゴメカゴメ状態で、

子供 「1ドール、1ドール。」

と歌っている。

僕 「グワァーーー。」

と声を上げ、右手を高々と天にかざした後でチョップで輪を切ると、楽しそうに笑いながら散っていく。
その後、何度もカゴメカゴメ状態になる。
いい加減疲れたなー、と思っていると、

子供 「キャンディー、キャンディー。」

と、飴をねだってくる。
可愛らしかったので飴をあげたかったが、持っていなかった。
飴を持っていないことを伝えると、あからさまに膨れっ面になる子供もいて笑ってしまった。

そんな子供達がいるかと思えば、お母さんに何度も叩かれ半分泣きながら、一生懸命お経らしきものをあげている子供もいた。
子供 お経


子供と遊んだりしながらバガンを回っていた僕は、遂にスコールに襲われた。
道の脇に馬車を寄せ、スコールがやむのを待つ。
ただ、一つ問題が。
馬車には屋根がついている。

が、屋根には穴が開いていた。

雨漏りしている箇所を避けながら縮こまりスコールをやり過ごそうかと思っていたが、一向にやむ気配が無い。
するとシャイシャイが笑顔で肩を叩いてきた。
荷台に敷いてあったビニールシートを穴の開いている部分に当てて塞ごうということらしい。
二人でビニールシートで穴を塞ぎながら待つこと5分。
ようやくスコールがやんだ。
僕もシャイシャイも頑張った甲斐なくびしょ濡れ。
思わず二人して笑ってしまった。

馬車は再び走り出し、ミンガラー・ゼティに向かった。
ミンガラー・ゼティの入り口には近所の悪ガキ風な若い二人の男が立っていた。
案内するから一緒に登ろうと言っている。
案内されるがままに、登る。
ミンガラー・ゼティ

話をしてみると二人とも大学生らしい。
二人ともバガン出身で今はバガンに住んでいないが、夏休みで実家に帰ってきている。
三人で景色を眺めながら、煙草を吸う。

男1 「俺の両親は漁師だ。でも漁師にはなりたくない。俺は大学で英語の勉強をしてるんだ。」

僕  「漁師だとお金が少ないの?」

男1 「全然駄目だ、だから英語の勉強をしてるんだ。」

僕  「そうなんだ。」

遠い目で景色を眺めながら語っていた。
ただ、その横顔はギラギラしているように見えた。

男2 「ここは、政府が旅行者が登れないようにクローズしたんだ。でもお前は登った。クローズされてから初めての旅行者だ。」

本当にクローズされてから初の旅行者かどうかはわからないが、確かに地球の歩き方には、現在は登る事が出来ないと書いてある。

その後もミャンマーの事や、日本の事を色々と話す。

男1 「お前はビールは好きか?」

僕  「好きだよ、ミャンマーのビールは美味しいよね。今日の昼も飲んじゃった。」

男2 「俺もビールは好きなんだけど、僕らにとっては高いんだよ。しばらく飲んでないなー。一番最近飲んだのがいつだったのか思い出せないよ。」

ミャンマーの民間の普通の会社員は50000~70000チャット(5000円~7000円)。
ビールの大瓶が1000チャット(100円)前後。
かなり大雑把な円換算をして日本で考えると、一瓶が6000円~8000円くらい。
久保田の千寿一升瓶2本分、もしくは魔王の四号瓶が買えてしまう。
確かに高価だ。

男2 「ここで夜景を見ながら一緒にビールを飲まないか?」

僕  「でもここからだと、宿まで遠いんだよね。」

男2 「大丈夫、飲んだ後でバイクでホテルまで送るから。」

なんとなく憎めない二人だったので、お酒を奢るのはかまわなかった。
ただ、異国の地での飲酒での二人乗り、もしくは三人乗り。
はっきり言って怖い。

僕  「僕の泊まってる所の近くで、美味しいミャンマー料理の店知ってる?」

ご飯を一人で食べるのも味気ないと思っていた僕は、こう切り出した。

男1 「知ってる、知ってる、一緒に行こう。」
 
僕  「じゃあ、三人でご飯を食べながら飲もう。」

男2 「ホントに!? 任せてくれ!!」

二人を見ると喜んで力強くガッツポーズをしている。
ビールを飲める事が嬉しくてしょうがないらしい。
あまりの笑顔にますます憎めない。
自分が極貧大学生だった頃を思い出すと気持ちが痛いほどわかった。
待ち合わせの場所と時間を僕の泊まっているゲストハウスの前に決め、二人と別れた。
笑顔でバイクに二人乗りをしながら、

男1 「絶対に迎えに行くから!!」

と、言いながら上機嫌で去っていった。

時計を見るとサンセットの時間が迫っていた。

その5に続く。

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9/2 バガン その3

タビィニュ寺院。
65mの高さを誇るバガンで最も高い寺院。
タビニュ


タビィニュ
近くで見るとデカイ。

中に入ると色鮮やかな神様が出迎えてくれる。
タビィニュ 仏像

ただ、後ろに回ってみるとかなりいい加減な出来栄え。
タビニュ 仏像

通路にも仏像がある。
神 ミャンマー

見てみると、やはり日本の仏像とは雰囲気が違う。
通路の仏像

神さま 通路

頭の上が電飾でチカチカしている仏像なんてものまである。
バガン 電飾 仏

ミャンマー人は、仏像を電飾でチカチカさせたりライトアップをする事が好きらしく、こういった仏像をよく見かける。
仏像だけでは無く、寺院や遺跡などにも電飾が着いていて、夜になるとライトアップされる。

馬車に乗り込み、シュエグヂー寺院に向かう。
馬車に揺られているとシャイシャイが話しかけてきた。

シ 「ニッポンの女の子、カワイイねー。」

僕 「そう? でもミャンマーの子供って可愛いよね。」

シ 「オッパイおおきいねー。」

親指を立てるシャイシャイ。
海外を一人で旅行している女性なんかは、ドライバーに口説かれたりホテルの従業員につきまとわれたりなんて話をよく聞くが、男子はと言えば、『日本女性の素晴らしさ』を語られたりだとか『女の子を買わないか』のどっちかだったりする。

シャイシャイの場合は「女の子と遊べる場所に行こう。」と言って来ることはなかった。ただ、ちょっとだけエロスが体の外側に漏れてしまっているだけのドライバーだった。

シュエグヂ
シュエグヂー寺院。
歩いていると、ガイドをしたいと言うおじさんが話しかけてきた。
聞いてみると、ガイド料はいらないから案内したいとのことなので、ガイドのオジサンとシュエグヂーを回ることにした。

ガ 「へイ、ココがベストビューだ。 写真を撮ったほうがいい。」

いつも思うことだが、ガイドをすると言う人達は自分のオススメの撮影スポットがある。
大して写真を撮りたくないと思わない場所でも一生懸命に写真を撮ることを進めてくる。
僕はコレがあんまり好きではない。

写真は自分が撮りたい写真を撮りたいし、薦められた場所で
「オオ!!綺麗な景色だな、写真撮ろう。」
なんて気持ちになる前に
「ココがベストショットだ。」「ココが一番綺麗だ。」
なんて言われると、なんとなく気持ちが萎えてしまう。

ガイドとしては悪気は無いんだろうし、逆に好意であるかもしれない。
そんな好意を無駄にしたくない気持ちから、僕は毎回オススメの場所で写真を撮っている。

シュエグヂ タビィニュ
ガイドオススメの景色 その1
オススメビュー
その2
ピーターとバガン
その3

階段を登っていくと、
シュエグヂ 階段

あたり一面を見渡せた。
景色がいい バガン

思わず景色を魅入ってしまう。
ナイスビュー

ガイドを見ると、「どうだ、いい景色だろ」と言わんばかりの得意顔でコチラを見ている。

ガ 「写真を一枚撮ろう。」

シュエグヂとピーター
カメラを渡し、写真を撮ってもらった。

階段を降り、寺院を出ようかとすると

ガ 「俺は絵を描いてるんだけど、お土産に買っていかないか?」

とガイドに言われる。
丁重にお断りをして、馬車に乗り込んだ。

馬車に乗り込むと、シャイシャイから話かけられた。

シ 「今日はサンセットを見に行くのか?」

僕 「特に決めてないよ。」

シ 「そうか、サンセットは今から向かうブーパヤー・パヤーからボートに乗って見れるんだけど。」

僕 「ボートかー。サンセットは別に見たいとは思わないけどボートは乗りたいなー。」

実は僕は、水の上に浮かぶモノに乗ることが大好きだ。
特に理由は無いが、病的に好きなことだけは間違いない。
旅行に行くとまず間違いなく船に乗る。
船が無ければ、ボート。
ボートが無ければ、スワンボートでもいいくらい水の上に浮く事がどうしようもないくらい好きなのだ。
ヤンゴンからバガンに移動する際にも、船で移動する事を考えた。

所要時間16~18時間。
走行距離700km。

ただ、ヤンゴン-バガン間の船は情報が少なく運航してない事は無いだろうが旅行者は乗らないらしいとの事で諦めたのだ。
だから今回の旅行ではまだ船に乗っていなかった。

シ 「よし、じゃあ、ボートに乗ってサンセットを見るといいよ。ただ、サンセットの時間はボート乗り場が混み合うから、いざ乗ろうと思った時にボートが予約で一杯になってるなんてこともあるから、今から予約をしにいこう。」

僕 「うん、じゃあそうしようか。」

そんな話をしているうちに、ブーパヤー・パヤーに着いた。
ブーパヤー・パヤー


入り口には大分の姫だるまのような神様がいた。
ミャンマーの姫だるま

ブーパヤー・パヤーからはエーヤワディー川を一望できる。
エーヤワディー川


川を眺めていると、シャイシャイの友達の船の運転手を紹介される。

運 「一時間くらい船に乗って、サンセットが見れるぞ。」

僕 「ところで、いくらなの?」

運 「10ドルだ。」

僕 「高いよ。」

相場はだいたい6ドルくらい。

運 「高くない。」

僕 「6ドルにしてよ。」

運 「一つの船に大勢乗ってサンセットを見ると6ドル。あなたは10ドルで一人で船に乗ってサンセットを見ることが出来る。」

それは凄い。
写真に写っているような屋形船のような面持の船に一人で乗ってサンセットを見ることが出来る。
少し高いような気もしたが、一人で船に乗れるんだと強引に自分を説得し10ドルを前払いした。

気がつくと、時計は12時を回っている。
お腹が空いたので、昼ごはんを食べる事にした。

その4に続く。
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9/2 バガン その2

馬車は一日チャーターして6000チャット(600円)。

ドライバー 馬車
馬車の運転手 シャイシャイ 31歳。 この笑顔は、ミネラル不足で何かと足がつる人間のような気がした。

早速、馬車に乗り込みバガンの遺跡を見て回る事にした。
馬車に乗って、気づいた事。
エライ事揺れる。
さらに、やる気のある自転車のほうが速い。

馬車 乗る

さらに、ものの10分で猛烈に尻が痛くなる。
ミャンマーに行く前の下調べで、馬車が恐ろしく揺れる事は知っていたがここまで尻が痛くなるとは思ってもいなかった。
木で作られてている椅子にコレだけの振動があれば痛くなるのは当たり前だ。

ミャンマー 豚
道路の脇には野良豚が歩いていたりもする。

それにしても、変だ。
ミャンマーに行く前、ミャンマーについての情報を調べていた。

「バガンの遺跡を見て回るには馬車がオススメ」やら「のんびりと馬車に揺られながら見る景色は最高に気持ちいい」などといった声がかなり上がっていた。
確かにのんびりと見て回るにはかなりイイかもしれない。
ただ、この尻の痛さは一体何なんだ。
景色よりも尻の痛さが気になってしまう僕が間違ってるんだろうか・・・。
あまりの尻の痛さに、馬車に乗っている観光客はいったいどうしているんだろうと思い、周りを見回してみるとあることに気づく。

他の馬車には座るところにクッションが敷いてある。

ウワァー、ハズレ引いたー。

まだ、何も遺跡を見ていないにも関わらず、既にお尻がランブータンだ。
自分の観察眼にガッカリしながら、遺跡が集中しているオールドバガンを目指す。

オールドバガン 馬車

特に見てみたい寺院や仏塔(パコダ)があったわけではないので、お任せでバガンを回ってもらう。

最初のパコダに着くと、シャイシャイに馬車から降りろと言われる。

僕 「これは、なんて名前のパコダなの?」

シ 「特に名前は無いよ。」

どうやら、名も無いパコダに連れて来てくれたらしい。
名も無いパコダに入っていくと、「趣味は火サスのサントラを聴く事です。」なんて言い出しそうな顔をしたミャンマー人が近寄ってきた。
どうやら案内をしてくれるらしい。

案内をされるがままに、階段を登る。
バガン 案内

階段を登り終えると、思わず

「オオーッ。」

と、声が出る。

風景 バガン
遺跡と自然以外、何も存在しない景色。

景色 バガン
この景色を忘れずに日本に帰ったら、横断歩道を渡るときに手を上げて渡る事が出来ると思った。

感動を覚えながら、パコダを後にしようかと思っていると先ほど案内してくれたミャンマー人が話しかけてきた。

ミ 「俺は絵を描いているんだけど買わないか?」

親切に案内をしてくれたミャンマー人は、実は物売りだった。
絵を見ることも無く

「いらない。」

の一言を残し、次の遺跡に向かう。
ボーっと景色を眺めながら馬車に乗っていると、シャイシャイから話しかけられる。

シ 「ピーターは彼女がいるのか?」

僕 「いないよ。」

シ 「何でいないんだ?」

何でと言われても特に理由があるわけでもない。

僕 「別に理由は無いよ。」

シ 「何で?」

納得する気配が無い。
説明が面倒だったので、

僕 「失恋した。」

と、答えると

シ 「オオ、ソーリー。元気出していこう、泣いちゃ駄目だ。」

と、2年前の失恋を何故かミャンマーにて励まされる。
そんな会話をしているうちにティーローミィンロー寺院に着いた。

ティーローミィンロー

ティーローミィンロー バガン
近くで見るとデカイ。

寺院の入り口付近には、お土産屋も何軒かある。
パペット ミャンマー
衝動買いしたくなった操り人形。

よく見るとトカゲがいたりする。
トカゲ


土産物屋を物色した後で、中に入ってみる事にした。
ちなみにミャンマーでは、寺院、仏塔、僧院など仏教施設は土足厳禁。
裸足にならなければならない。

ミャンマー 裸足
足に痛みを感じ、足の裏を見てみると小石が足の裏に刺さっていたなんていう嬉しくないイベントも頻繁に発生する。

寺院の中には、
ミャンマー 仏像
目の据わっている仏像や、
神
ポッチャリした仏像があった。

寺院の敷地内には、物売りの子供や商品を並べて座っているおじさん、おばさんもいる。

子供 「ポストカードが5枚で1ドル。」

ミャンマーの子供は強烈に可愛い。

僕  「いらないよ。」

子供 「10枚で1ドル、安い。」

アッサリと値段が下がる。

小学生ぐらいの子供でも日本語で話しかけてくる。

子供 「これはー、ティーローミンロー、ココの写真。これはー・・・。」

絵はがきを1枚1枚見せ、一生懸命説明をしてくれる。
あまりの可愛らしさについつい買いそうになるが、ぐっと我慢する。

商品を地面に広げているおばさんにも話しかけられる。

お 「ハーイ、ジャパーニ、何か買うか?」

ミャンマーには面白い小物が多い。
ここでも操り人形に惹かれてしまい、写真を撮らせてもらう。

物売り ミャンマー
買わないと解ると右利きなのに左肩を壊してしまうピッチャーのような表情になるおばさん。好きな言葉は「被告に訴訟能力は無い。」

写真を撮り終わった後にも、「買わないか?」と話しかけてくるので断るとすんなりと諦めた。
ミャンマーの物売りは諦めるのが凄く早い。
「いらない。」と断ると、すぐに諦めたような顔で微笑んでいる人が多い。

ミャンマー人は人がいいとよく聞くが、確かにそうなのかもしれないと思った。
ボリジョイな気分でティーローミィンロー寺院を後にし、次はアーナンダ寺院に向かう。
アーナンダ
アーナンダ寺院。
アーナンダ バガン
バガンを代表する、最大かつ最もバランスの取れた美しい寺院だと言われている。

寺院の外壁には、
アーナンダ 蛙
なんだかよく解らない動物や、
アーナンダ 外
落書きのような仏像もいたりする。

寺院の中には高さ9.5mほどの仏像が4体納められていて、それぞれ表情が異なる。
アーナンダ 仏像


膨れっ面
怒ったような顔をした仏像もいれば、優しい顔をした仏像もいる。

アーナンダ 金
仏像の足元には裸電球がならべてあって、ちょっとしたライトアップもされている。
アナン
が、
アナナ
電球の種類は思い思いのモノでかなりの自由さ。

敷地内で
敷地内でくつろぐ家族。

くつろいでいた家族に、

僕 「ミンガラーバー(こんにちは)。」

と挨拶をしてアーナンダ寺院を後にし、タビィニュ寺院に向かう。
馬車に乗ると、シャイシャイが話しかけてきた。

シ 「ピーターは結婚していないのか?」

さっきまでの会話をまるで覚えていない。

僕 「してないよ。」

シ 「俺は結婚してて子供がいるんだ。上をー向ーいてー 歩こーうー。」

突然『上を向いて歩こう』を歌いだした。
一番を歌い終わったところで、

シ 「俺の娘は、日本の歌が大好きなんだ。」

と言うシャイシャイ。

僕 「そうなんだ。」

シ 「日本の歌はとてもいい。」

今度は演歌を歌いだした。
ミャンマーまで来て演歌を聞いていてもしょうがない。

僕 「ねえ、ミャンマーの歌教えてよ。」

シ 「うーん、わかった。」

ミャンマーの歌を唄うシャイシャイ。
ミャンマーの歌を聞きながら、馬車にに乗って景色を眺めていると
馬車と歌
ああ、今、ミャンマーに来てるんだなーと、ゆったりとした気持ちになってきた。

ボーっとしながらも歌を聞いていると、気づいてしまった。

シャイシャイの唄っている歌は、ビルマ語ではなく英語だった。
ああ、この歌はきっとミャンマーの歌じゃないんだな・・・。

そんな事を思っているうちにタビィニュ寺院に着いた。


『バガン その3』に続く・・・。
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9/2 バガン その1

この日はヤンゴンからバガンに飛行機で移動するために4:30起床。
フライト予定時間は6:30。

ミャンマーは飛行機のフライト時間が頻繁に変わる。
フライト時間が遅れる。
ただ、遅れるだけならいいようなもののフライト時間が早くなるなんていう全く持って理解しがたい事が起きたりする事もある。

うっかりフライト時間が早くなっていて乗り損ねるなんていう香ばしい事に遭遇しないためにも空港に早めに着いていないとならない。

ミャンマーの国内航空は全部で4社ある。
エア・バガン、エア・マンダレー、ヤンゴン航空、ミャンマー航空。
ミャンマー航空は元国営だが、フライトキャンセルや事故が多く、チケット代が他の航空会社よりも安いが、さすがに怖いので利用せず、エアバガンのチケットを前日に買っていた。

空港に着くとフライト時間が6:30から6:15に変更になっていた。
エアバガン ミャンマー
プロペラ機なエアバガン。

一時間ちょっとのフライトでバガンに着く。
11世紀から13世紀にかけて都として栄えたバガンには何千ものパゴダと寺院があったといわれるが、現在残っているのは2300ほど。
とても広大な平野の上に遺跡が散らばっている。

ミャンマーでは、外国人旅行者はその地域入るごとに10ドルの入域料というものを払わなければならない。

朝早くのフライトだったため、半分寝ぼけながら空港で入域料を払うカウンターを探す。
それらしきカウンターを見つけ、空港の職員に話しかけようとすると

「あそこから出ていい。」

と、出口を指差される。
おかしいなと思いながらも、ひょっとすると出口の近くにお金を払うところがあるのかもしれないと思い直し、言われるがままに出口から出ると、案の定何も無い。
眠かったので、

「まあいいか、後で払えば・・・。」

なんて思いながら空港にいたタクシーに乗り込む。
入域料のレシートを紛失した際には、もう一度入域料を払わなければいけないことを知っていたので、「まあどこでも払えるんだろう。」くらいにかなり軽く考えていた。

今日から泊まる予定のインワゲストハウスに向かう。
タクシーから景色を眺めていると托鉢をしている僧侶を見かける。
托鉢 バガン

インワゲストハウスに着き、3日間泊まりたい事を伝えるとゲストハウスの従業員に入域料のレシートを見せてくれと言われる。

僕 「払ってないです。」

従 「エッ!?」

僕 「空港の職員にお金を払ってないのに出ていいってって言われちゃって・・・。」

従 「なんで!? そんなはずは無い。 コレだ、このレシートだ。持ってるだろ!?」

目の前に入域料のレシートを出される。

僕 「いや、だから、払う場所が解らなくて空港では払わなかったんですよ。」

従業員の顔を見るとかなり焦っている。
どうやら空港で入域料を払わなかった事はかなりマズイらしい。
とりあえず、従業員に10ドルを渡し入域料を払う。

インワゲストハウス
1泊8ドル エアコン ホットシャワー 朝食つきの部屋

インワ ゲストハウス 景色
ベランダからの景色

バガン 通り


荷物を部屋に置き、とりあえず馬車に乗ってバガンを回ってみる事にした。
馬車 バガン


ミャンマー 馬車

ただこの馬車、かなり問題があった。


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