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4/24 プノンペンに移動(後編)

船に乗り込み、することもないのでデジカメをいじっていると隣に座っていた気の良さそうなおじさんに「一緒に写真を撮ろう」と話しかけられる。
フィリップス
フィリップス かなり陽気。
水上家屋 トンレサップ湖
水上家屋もちらほら 水の上に浮いている。


30分ほど船に乗っていると、船が急に止まった。
どうやら船を乗り換えるらしい。
乾季なので湖の水の量が少ないので、最初は小さいボートで行き、途中でスピードの出せる大きな船に乗り換えなければならない。
ただ、ここで気になることが。

船のボディーに【シェムリアップ→バッタンバン】と書いてある。
しかも、話に聞いていたよりもはるかに船が小さい。
100人乗りの船のはずが、せいぜい20人乗れるかどうか。

僕が行きたいのは、バッタンバンではなくプノンペン。
呆然としているとみんな船を乗り移ってしまった。
焦って船員に話しかける。

僕 「あの船はバッタンバンに行くの?僕はプノンペンに行きたいんだけど。」

船員「・・・・・。」

英語があまりわからないっぽい。
しょうがないので、船を指さし

僕 「プノンペン?」

船員「・・・イエス。」

本当か!?
適当に返事してないよね!?

そういえば、バスに乗っているときになんでドライバーは僕のチケットだけ確認したんだろう。

そういえば、なんで一人だけチケットの色が違うんだろう。

船に乗るとき、子供が連れてってくれた場所に確認もしないでついていっただけだな。

でもこんな湖の真ん中でやっぱり引き返してくれっていってもしょうがない。
しかもプノンペン行きの船は一日一便しか出ていない。

しょうがない、もし、この船がバッタンバンに行くにしても船を乗り換えないことには始まらない。

ところでバッタンバンってどこにあるんだろう。
近ければ今日中に、バッタンバンからプノンペンに行けるかもしれない。
船を乗り換え椅子に座り、急いで地球の歩き方を見てみる。

プノンペン:シェムリアップから南に5、6時間。

バッタンバン:シェムリアップから西に5時間。

さらに調べてみる。

飛行機:全線運休中。

飛行機では行けないな。


列車:毎週1便 所要時間12時間 6:40発

もう、乗れないな、バッタンバンに着くの昼過ぎだし。


ピックアップトラック:6:00~14:00 所要時間5時間

着いてすぐ乗る場所がわかれば乗れるけど、多分これも乗れなそうだな。


タクシー:強盗事件が頻繁しておりお勧めできない。(地球の歩き方より)

乗りたくない。


ってことは、今日はバッタンバンに泊まらないといけないのか。
明日、日本に帰る飛行機に乗らないといけないのに、いったいどうなっちゃうんだろう。

とりあえず、バッタンバンがどんなところか調べるか。

数年前までポル・ポト派の活動地域だったが、ほぼ壊滅状態になったので、一般旅行者も旅行ができるようになった。

なんでこんな所に行かなくちゃ行けないんだろう・・・。
結果がわかるのは5時間後か。
長いな。

そうだ、フィリップスに聞いてみよう。

僕 「この船ってプノンペンに行くんだよね?」

フィ「イエース。」

下條アトムのナレーションで「大丈夫だった~。」と頭の中で聞こえた気がした。

ダレダレの船内
プノンペンまで6時間の長丁場に疲れ気味。

椅子に座ってウトウトしていると、外に出て写真を撮り合おうとフィリップスに誘われる。
船の外

スピード 船
結構なスピードが出ている。
フィリップス 写真
写真を撮ることに夢中になっているフィリップス。この後、湖にゴミをバンバン捨てまくる。 
笑顔
優しいのは笑顔だけで、地球には優しくない。
フィリップスの二の腕にストローを突き刺して、『買い物に行くときは買い物袋を持参で』という気持ちを血液がブクブクあわ立つまで吹き込みたくなった。

船の中に戻り、運転席を見てみると運転手がいない。
船が無人で走っている。
もちろん、無人で走れるような船ではない。
呆然として運転席を眺めていると、自分が座っていた椅子の隣にあったトイレのドアが開いた。
トイレから出てきた人を見てみると運転手。
トイレに行きたいときは、無人走行になるらしい。

もう一人、船員がいたのに運転を変わるワケでもなく、トイレに行ったらしい。
運転席に戻ると、もう一人の船員に怒られている。
そりゃそうだ。

家 カンボジア
湖畔には粗末な家も建っている。

ちょっとした長旅にさすがにすることがなくなったのか、気がつくと船の屋根の上は人だらけになっていた。
カンボジア 船
屋根の上でボーっとしていると気持ちいい。

トンレサップ 店
店らしき建物もあるが、船がよる気配はない。
トンレサップ 家屋


ようやく、プノンペンに着きバスに乗って市内を目指す。

バスの運転手は、船を運転していた人がそのまま兼任していた。
しばらく走っていると、急にバスが止まった。

運転手が外に出て何かをしている。
バスが故障したのかと思い、運転手を眺めていると道端のおばさんから果物を買っている。

どれだけ自由なんだろう。
もう一人のサブの運転手と何かを話している。

何事もなかったように、運転手は運転を再開。

しばらくすると、またバスが止まった。

今度はサブの運転手が外に出て行く。
今度こそ車が故障したのかと思って様子を眺めていると、果物を買っている。

またもや、何事もなかったようにバスに乗り込む。

さすがに笑った。
日本だったらクビだな。

しばらくするとまたバスが止まる。

今度は何かと思い、外を見ていると女の人に果物を渡している。
どうやら奥さんらしい。
果物は奥さんに買ったものだったらしい。

当然、何事もなかったようにバスは走り出した。

5分後、また止まる。

今度はサブの運転手が、女の人に果物を渡している。

明らかにプライベートと仕事がゴチャゴチャになっている。
こんな事が許されるカンボジアが羨ましくなった。

そうこうしているうちに、バスがプノンペン市街に着いた。


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4/24 プノンペンに移動(前編)

シェムリアップからプノンペンへ船で移動。

前日に泊まっていたゲストハウスでチケットを購入。
トンレサップ湖からトンレサップ川を下って行く。
トンレサップ湖の大きさは琵琶湖の5倍。
デカイ。

ゲストハウスのオーナーに話を聞くと、

オ 「今は乾季だから水が少なくて、ボートがスピードを出せないんですよ。だいたい、5、6時間でプノンペンに着きますよ。」

僕 「湖までは、自力で行くんですか?」

オ 「いや、道路に立ってれば、バスが迎えに来るんでゲストハウスの斜め前のあの辺に適当に立っててもらえば大丈夫です。」

シェムリアップにはバス停が存在しない。
何の目印も無いところで待っていないといけない。

僕 「船の大きさってどれくらいなんですか?」

オ 「100人ぐらい乗れる大きな船ですよ。」

思っていたよりも大きい。
船での移動は、過去に強盗や沈没なんていう、なんともヘケケな話を耳にしていたのでちょっとだけ肩透かしをくらった気分になる。

オ 「とりあえず明日、6時にバスが迎えに来るんで寝坊しないでくださいね。あと船にはもちろん売店なんてないので飲み物とか持っていったほうがいいですよ。」

と、言われたのでコンビニで買い物をした後、バス停らしきところで暗いうちからバスを待つ。
朝方
バイタクのドライバーに声をかけられまくる。

バ 「ハーイ、どこに行くんだ、サンライズか?」

僕 「ノー。」

バ 「1ドルでサンライズに連れてくぞ。」

僕 「いや、いいから。」

諦めて去って行くバイタク。
すると、すぐに他のバイタクが近づいてくる。

バ2 「どこに行きたいんだ?」

断っても断っても後から後から湧いてくる。

ああ、バイタク用バルサンが売ってたら絶対買うのに。

こんなやり取りを10回ほど繰り返した。
時計を見てみると6時30分。
バスが来る時間を30分過ぎている。
時間通りには来ないかもとは思っていたけど、不安になってきた。
バス停はないし、バイタクのドライバーと話をしているうちにバスが通り過ぎたりなんかして無いだろうな・・・。

近くでウロウロしているバイタクのドライバーに話しかける。

僕 「トンレサップ湖に行くピックアップバスを待ってるんだけど、ここで待ってれば来るのかな?」

しばらく考えた後で、

ド「ここだ。」

と。

カンボジアに来て学んだことがある。
カンボジア人はわからないことにも適当に答える。

さっきの答え方の雰囲気からすると

ド 「うーん、わかんないけど、ここじゃねえか?」

多分、こんな感じ。
適当。

不安になっていると、ゲストハウスのオーナ-が歩いてきた。

オ 「船に乗る人の中で、寝坊をした人がいたみたいでバスが遅れてるって連絡がありました。もう少し待っててください。」

しばらく待っていると、バスが来た。
ただ、このバス、ボロボロだった。

椅子を固定するネジがはずれていて、舗装されていないガタガタの道を走ると椅子が自然にリクライニングするので前のめりにチョコンと座っていないといけない。

誰も座っていなかった助手席に至っては、何もしなくても自然に180度回る始末。
椅子の役目を果たさない、ちょっと場所をとるオブジェになっている。

あまりのボロボロさ加減に可笑しくなって一人で笑っていると、バスのドライバーの携帯が鳴った。

ド 「やまとゲストハウスから乗ったのはお前か?」

僕 「はい。」

ド 「チケットを見せろ。」

チケットを見せるとなにやら困惑顔のドライバー。
携帯で何かを話し、電話を切った。

何だろう。
バスに乗っている他の人のチケットを見てみると、色が違う。
なんで、僕のだけ色が違うんだろう。
寝坊したヤツを待っていたせいで、乗る予定だった船が出ちゃったのかも。
まあ、でもプノンペンに行ければそれでいいから、別にいいか。
この時はそんな事を考えていた。


30分ほどバスに揺られて、トンレサップ湖に着くと、子供が何人も走り寄って来た。

子供 「ハーイ、何処に行くの、プノンペン?」

僕  「そう、プノンペン。」

子供 「じゃあ、ついてきて。」

転ぶといけないから荷物を持つと子供が元気一杯に言い、あっという間に荷物をとられる。

船のある場所に案内されると、予想通りチップを要求される。

子供 「1ドル。」

あまりに予想通り過ぎて笑ってしまい、財布の中にあった細かいお金をチップとして渡そうとすると、

子供 「ノー!! 1ドル!!」

子供の顔がいつの間にか般若のようになっている。

僕  「ノー。 これでいいだろ?」

子供 「ノー!! 1ドル!!」

口いっぱいに、かまぼこを詰め込んでやりたいぐらい頭にきた。
10m荷物を運んで、1ドルなんてバイクタクシーのドライバーよりもよっぽどワリがいい。
バットをいつもより拳一つぶん短く持ってライト方向に打ってやろうかと思ったが、キリがないので相手にしないことにした。


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4/23 ベンメリア

この日は、同じゲストハウスに泊まっているH君と車をシェアしてベンメリアに行くことにした。
郊外にある遺跡なので、車で片道1時間半ぐらいで51ドルかかる。
シェアして行かないと正直、懐が痛い。

ベンメリアはラピュタのモデルになった場所だと言われているが、ペルーのマチュピチュなど他にもモデルになったと言われている場所があるので実際のところはどうだかわからない。

車をシェアしたH君は喋ってみるとなかなかアレだった。
H君はシェムリアップに来て3日目。
僕の泊まっているゲストハウスに来たのは昨日の夜だったが、それまでに散々ボッタくられたらしくちょっとだけ怖気づいていた。

まず、シェムリアップの空港に着き止まる場所の決まっていなかったH君は空港にいたバイクタクシーのドライバーに市内のゲストハウスに10ドルで連れて行かれる。(通常2ドル)

ゲストハウスに着くと、バイクタクシーのドライバーに翌日のアンコールワット近辺の案内を30ドルで申し込まれ、了承する。(通常8ドル)

連れて行かれたゲストハウスは窓も無く、ドアには鍵がついておらず、かなりの不安を覚えたそうだ。

僕 「ドアに鍵がかからないってかなり嫌だね。」

H 「はい、身の危険を感じました。」

僕 「なんで部屋を見た時に別のゲストハウスに移らなかったの?」

H 「いや、なんか、別のところに行きたいって言ったら悪いかなって思って。」

僕 「いや、悪くないでしょ、だって鍵かからないの嫌じゃん。」

H 「そっすねー。」

僕 「自分で南京錠とか持ってきてないでしょ?」

H 「南京錠って名前からして強そうですよね。」

話を聞けば聞くほど、ゆうこりんなH君だったが、話をしているとなんとなく憎めないキャラクターだったので、ただただ笑ってしまった。

僕 「高いなーって思ったら、高いって言わないとどんどんボラれちゃうじゃん。」

H 「はい、勉強になりました。」

今、泊まっている、やまとゲストハウスに来るにも全然見当違いの所で降ろされ、しょうがなく地図を見ながらやまとゲストハウスに辿り着いたそうだ。

僕 「じゃあ、今のゲストハウスに来てホッとしたんじゃない?」

H 「はい、カンボジアに来て初めて安心を手に入れることが出来ました。わからないことがあったら教えてください。」

僕 「いや、でも、僕も海外ひとりで来るの初めてだし、教えられることなんて無いよ。」

H 「いや、それでも参考になります。」

その勉強熱心さを、カンボジアに来る前に日本で予習しておけばこんなことにならなかったんじゃかな、H君。


外の景色がのどかだったので、ぼんやりと眺めているとH君に話しかけられる。

H 「話しかけていいすか?」

僕 「うん、どうしたの?」

H 「あの、地球の歩き方に書いてあったんですけど、ベンメリアに行く途中に山賊が出る危険があるって書いてあったんですけど、山賊出るんですかね。」

知らなかった、山賊が出るなんてどんな場所にある遺跡なんだろう。

僕 「うーん、どうなんだろうね。」

しばらくの間、二人で地球の歩き方を食い入るように読み漁った。
山賊。
一回、生で見てみたいけど痛い目にあうのは嫌だな。

しばらく車に乗っていると、プレハブの料金所が目の前に現れる。
道路の舗装もされていないのに、ここから先は有料なんだな、なんて思っていると、

H 「道路代は僕が出します!!」

鼻息を荒げていつの間にか財布に手をかけているH君。
いつの間にかついでに、さっきよりも髭が濃くなっている。
君のその心意気はその男性ホルモンの代謝と同じくらい旺盛だね。

僕 「道路代は多分、最初に払った料金の中に入っているんじゃないかな。」

ドライバーが料金所の人にお金を手渡している。

H 「うわっ、本当っすね。」

リアクションが全盛期から1、2年たった頃の出川哲郎ぐらい大きい。
見ていて飽きないな・・・。

また景色をを見ようと顔を外に向けると、H君が興奮気味に話しかけてくる。

H 「見てくださいよ、料金所のバーが手動ですよ。紐で引っ張ってバーを上に上げてますよ!」

僕 「ホントだ。」

料金所の人が、紐で引っ張ってバーを上げている。
レトロだ。

カンボジアの緩い雰囲気を楽しんでいるうちにベンメリアに着いた。
ベンメリア

ベンメリャア
歩いていると、現地のおじさんが地面を指差して話しかけてきた。

お 「コレは蛇の通った跡だ。気をつけろ。」

初対面でファーストミットを突き破るような牽制球を投げられる。

ニヤニヤしているおじさん。

お 「俺が遺跡を案内してやるからついて来い。」

とりあえず、後について行くことにする。

H 「うわぁ、なんかこの遺跡、ドラクエみたいですね。」
ベベンメリーア
確かにドラクエっぽい雰囲気のある遺跡だ。
ピエンメリア


お 「よし、中に行くぞ。」

ゲンメリタ

お 「ここから先も案内するからガイド料として1ドルくれ。」

やっぱりそういうことだったか。
H君と軽く相談し、安かったのですぐに1ドルを渡して案内をしてもらうことにした。
ただ、このおじさん、英語の発音がかなり悪くて説明を理解するのが大変だった。
ベンメリア ガイド
ぐんぐん先を歩いていくおじさん。
ベルメルル
実はコレくらいの高さのところを歩かされる。

H 「この遺跡、日本にあったら絶対に中に入って見れませんよね。」

確かにそうだ。
こんな崩れかけの遺跡を登ったり降りたりなんていうのは、日本では危険だからと言われて見る事が出来ない気がする。
キンメリド

ケンメレレ


遺跡の中にあるブランコのように乗ることが出来る木で
ブランコ
記念撮影。

ブランコ ガイド
このおじさんの娘は、百人一首で日本語の勉強をしている気がした。

一通り遺跡を見終わった後で、おじさんにお礼を言って別れる。
H君と二人で遺跡の周りをフラフラと歩く。
意外と広い ベンメリア



僕 「意外と広いよね、この遺跡。」

H 「そっすねー。」

二人でダラダラと歩いていると、


ドーーーーン!!

爆発音がした。

H 「な、なんですかね・・・。」

僕 「・・・そういえば、この辺、地雷の撤去作業をしてるらしいよ。地球の歩き方に書いてあった。」

H 「地雷の音だったんですかね。」

僕 「わかんないけど、明らかに日本では聞いたことが無い種類の音だったね。」

H 「地雷撤去じゃなくて、誰かが地雷踏んじゃったりしてないですかね・・・。」

僕 「そうじゃないといいね・・・。」


他の遺跡とは、少し毛色が違い見学するにもちょっとした冒険気分を味わうことが出来たベンメリアだった。


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4/22 午後

泊まっている、やまとゲストハウスで昼ごはんを食べる。
カツカレー やまとゲストハウス
3ドル。ビールが無料でついてくる。

することも無かったので、自転車を借りてシェムリアップの町をウロウロすることにした。
歩道を走っていると、地元の人達から道路を指差して何かを言われる。
どうやら自転車は車道を走らないといけないらしい。
車道はバイクが多くて走るのが怖い。
シェムリアップ 道路

1.5ドルで借りた自転車はサドルが固くてとにかく尻が痛い。
壊れてギアの変速も出来ず、ブレーキも申し訳程度しか利かない。
ブレーキを使うと、ヒステリックな女の子の金切り声のような音がする。
ああ、こんなことなら、もうちょっとお金を出してもっといい自転車を借りればよかった。

尻の痛さに負けて、立ち漕ぎをしていると子供に指を指されて笑われる。
マーケット付近

暑い。
尋常じゃないくらい汗をかいている。
もし、自分が蝋人形だったらとっくに顔が無くなってるな・・・。

暑さに負けて、すぐにUターンを決意。
交通量が多くて、道路を渡るタイミングがわからない。
シェムリアップは基本的には1車線。
ただ、バイクが多いのでナチュラルに片道4車線ぐらいの交通量がある。
こんな壊れかけの自転車でどうやって、反対側に渡ればいいんだろう・・・。

親切な地元の人に

「今だ、渡れ!!」

と言われて何とか道路を渡ることが出来た。
自分が道路を渡りたいときには、バイクは止まってくれるものだと思い込めば道路を渡ることが出来る事がわかった。


ゲストハウスに戻り、シャワーを浴びた後でベッドに寝転ぶ。

ああ、疲れたな。
でも、晩メシまでは時間があるし、この微妙に余った時間は何に使ったらいいんだろう・・・。

そういえば、サンライズもサンセットも見ていない。
せっかくだから一度ぐらいは見てみるか。

思いつきでサンセットを見にプノンバケンに向かった。
プノンバケンへの道のり
この長い坂道を登るとプノンバケンに着く。
象 プノンバケン
坂道を登るのが嫌な人は象に乗って登ることも出来る。
プノンバケン
丘の上にあるプノンバケン。
プノンバケンを登る
サンセットを見るためにはプノンバケンを登らなければならない。
階段一段の幅が15cmぐらいなので、足を横向きにしないと登れない。
登ると言うよりも、よじ登るといった感じ。

辛い。
何処からとも無く、

「実はお前のの体は、今まで黙っていたけど遺跡をよじ登るためにピッタリの体なんだよ。」

なんて褒め言葉がグルグルと頭の中に回りだした。

どうにか登りきり、サンセットを待っていると一つ問題が・・・。

カンボジアに着いてからというもの、蚊よけクリームを常に塗っていた。
蚊に刺されてマラリアなんて日本では病院に勤めている僕でもお目にかかることが出来ないその響きだけで心が折れてしまいそうな病気に罹りたくなかったからだ。

カンボジアは日差しが強い。
日焼け止めも塗らなければならない。
以前、富士山に登った時に、うっかり耳に日焼け止めを塗らなかった僕は、両耳を火傷してしまい、見るも無残なくらい見事な水ぶくれが出来てしまった。
その結果、火傷が治るまで両耳をガーゼで覆わなければならくなった。

コンビニに行くにも、両耳はすっぽりガーゼ。
仕事をするにも両耳はすっぽりガーゼ。
その情けなさといったら、地球の重力を肌で感じることが出来るくらい両肩に重みを感じ、これはひょっとすると後天的にDNAに刻み込まれて、もしかしたら自分の子供は生まれながらにしてアダルトチルドレンになってしまうんではないかと感じるぐらいだった。

この経験から、蚊よけクリームと日焼け止めをベーっタリと塗っていたところ、初日から見るも鮮やかなジンマシンが出てしまった。

今までの人生の中で見たことの無いくらい色鮮やかなジンマシン。
あまりの色鮮やかさに、より目になるくらい焦り、マラリアと水ぶくれを天秤にかけた結果、蚊よけクリームだけを塗ることにしていた。

その結果、顔は取り返しのつかないくらい日焼けをしていた。
『コラーゲン』なんて単語をうっかり耳にした僕の肌は、和田アキ子の前でニコニコしていた峰竜太がオリエンタルラジオにタメ口をきかれた途端、般若のような顔になるぐらい日焼けをしていた。

サンセット。
日が沈んでいく様子を見るので、太陽と面と向かわざるを得ない。
太陽が沈んでいく様を見るためには、モロに日に当たらないといけない。

顔が痛いな。
サンセット

曇り空の中、たいした感動も無く、何となくサンセットを見てゲストハウスに戻った。


夜、同じゲストハウスに泊まっている6人で食事に行くことにした。

その中で、一番英語が話せた姉御肌の人が食事とビールを注文する。
ビールが缶ビールなのか瓶ビールなのかわからなかったので、店員に聞く。

姉 「この、ビールは量はどれくらいなの?」

店員「1リッター。」

姉 「じゃあ、これ二つ。」

店員「オーケー。」

しばらくすると、350mlの缶ビールが一つ出てきた。

姉 「ノーーーー!!」

アメリカ映画の中でしか見たことが無いようなリアクションで怒る姉御肌。

姉 「ユー セイ 1リッター!!」

オドオドする店員。
適当に答えたらしい。
あまりの迫力に、クリッとカールした前髪がベットリとオデコに張り付いている。

適当にヘラヘラと笑った後で、店の置くに引っ込んでいく。
どうやらこの店員、英語があまりわからないらしい。

しばらくして、注文したものと違う料理を持ってくる。

姉御「ノーーーーー!!」

まるで般若のような視線で店員を睨みつける。

姉御「この料理は頼んでない!!」

店員「アイツが注文した。」

指先がコチラを向いている。

僕 「いや、頼んでないよ。」

店員「じゃあ、アイツが注文した。」

すぐさま他の人を指差す。

女 「私も頼んでないよ。」

姉御「頼んでないんだから、持って帰れ!!」

ノーと言える日本人を目の当たりにしたけど、なりたいとは思えなかった。

姉御「あの、カンボジア人、日本人みたいでムカつく!! 英語がわかんないんだったらオーダーとりにくんな!!」

アンタ怒りすぎ。
カレーが辛くて怒ったヨシキを思い出した。

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